かくして選挙運動期間三十二日を無事経過したのであるが、最も可笑しかったことは、各地に何ら干渉の事実なき故、安達内相は実にズルイ奴なり干渉せざるを以て干渉せり云々との批評が出たくらいであった。

(安達謙蔵「安達謙蔵自叙伝」新樹社)

無産派演説の取り締まりを一切しなかったら、長時間の演説を予期していなかった彼らは自爆してしまったとかそんな感じ。昭和5年2月20日。若槻はロンドンですかね。 inserted by FC2 system